14時から19時半まで約5時間半という長い時間をかけて岡本社長が記者会見を開きました。今回の記者会見では社長が何を発言したのか要点をまとめてみました。
社長からのお詫び
反社会的勢力からタレントが金品を受け取ってしまったことに関して、深くお詫び申しあげます。
ファンの皆様方、関係者の皆様方、弊社の件に関しまして、大変ご迷惑ご心配をおかけしましてまことに申し訳ございません。
宮迫博之くんと田村亮くんにああいう記者会見をさせてしまったことに関して、二人に対して深くお詫び申し上げます。
処分の撤回
宮迫君の契約解除の撤回、亮君は契約解除には至ってないが気持ちを含めての処分撤回をおこない、可能であればミーティングをさせていただき、いつの日か戻ってきてもらえるようなことがあるならば全力でサポートしていければと思っております。
さんまさんの意見
「芸人のことを考えてやってほしい。もちろん会社の立場もあるやろうけど、もし(契約)解除するんだったら俺が手伝ってやってもいいか?」
松本(人志)さんの意見
「そういうちょっと間違いを犯した子たちをサポートできるような環境をつくってそれを俺も手伝う」
社長の責任
社長として至らなかったことに対して、50%の減俸を1年間続けることといたします。会長の大崎からも同様の申し出があり、同様に50%、1年間の減俸とする
注目された話題の回答
話題となっている社長の発言に対してどのような回答をしているか以下にまとめてみました。
「テープは録ってないだろうな」
話が進まないことに対して冗談でその場を和ませるために言った。
「会社として静観する」
静観するとは言ってないと思う。よく事実を確認して対応しようとしていた。
「俺にはクビにする力がある」
反社会的勢力の方からお金を取られた被害者がおられるということが、やりとりを見てて、あまり感じられなかったので家族というか、身内というか、「ええかげんにせえ」と。そんなに個人バラバラで言うんやったら、勝手にせえと。それやったら、「会見するんやったら全員クビや」と言った。
僕としては身内の感覚と、相手の思いに伝わらなかったのは、僕が反省しなければならない。
クビにすると圧力をかけた?
まったくそういうつもりはありません。
お互いの思いの違いがあり、宮迫君、亮君の言った言葉については全て正しいとは言えない。
社長から最後に
最後に改めまして、今回、反社会的勢力からの被害にあわれた方々に対しお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。
吉本興業は創業170年の会社になります。今まで唯一変わらないのは、何ものにも代えがたい笑顔を提供してきた会社であり、その笑顔の源をつくる約6000名からなる所属していただいている才能をお持ちの方々、約1000名のスタッフ、それを支えていただいている株主の皆様、関係していただいている方々、そして何よりもその価値を見出していただいているファンの皆様方のおかげで成り立っている会社であります。
にもかかわらず今回、ここまで騒ぎが多くなりご迷惑、ご心配をおかけしましたことは、ひとえに私の力のなさによるものであり誠に申し訳ございませんでした。今後、今一度皆様方から信頼を得られるよう、反省して、真摯に受け止めていきたいと思います。本日はありがとうございました。
まとめ
岡本社長の話はうまくないので答え方が曖昧とか意味がわからないとか真摯に対応していないという不満の声が多いのは事実です。
しかし私が聞いた感想としては5時間にわたる会見に対して社長なりに真面目に真摯に対応していただいたと思っています。
社員のことを思って今まで築き上げてきた会社に対する前向きな気持ちも伝わってきました。結果はどうなるかわかりませんが、この事件をきっかけに吉本興業のさらなる繁栄を期待しています。