村中瑠子の経歴・本名・結婚などプロフィール|医師ジャーナリストの裁判の行方は?

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新型コロナウイルスのニュースが絶えませんが、医師ジャーナリストの村中璃子さんの出演が多くなり、テレビで見る機会が増えています。村中璃子さんの経歴などプロフィールや裁判の経過などお知らせします。





村中璃子さんのプロフィール

名前(ペンネーム) 村中 璃子(むらなか りこ) 
本名(想定) 加茂 理子
中村 理子(旧姓) 
出生地 東京都 
生年月日  1972年
年齢  48歳 
大学

一橋大学社会学部卒業
同大学大学院社会学研究科修士課程修了
北海道大学医学部卒業

職業 医師
医療ジャーナリスト
京都大学大学院医学研究科講師 

父は政治記者で大平正芳と親交があり、母の家系には祖父母の代から医者が多いという環境に生まれました。そんな家系の影響を受けて医学の道に進んだのではないでしょうか。

村中璃子さんの本名について

医師ジャーナリストとしてテレビに出る時は、ペンネームの村中璃子を使っています。本名は結婚前は中村理子、結婚して加茂理子となったようですが、公開していないので想定としています。医師としての活動は本名とのことなので、加茂理子という先生がいたら村中璃子さんかもしれませんね。

村中璃子さんは結婚している?

村中璃子さんは結婚しているのか調べてみましたが、情報として公開されていませんでした。しかし、中村から加茂という名前に変わったという記事もあることから結婚していると思われます。

村中璃子さんの経歴について

  • 一橋大出身の探検家で外科医の関野吉晴の本を読んだのをきっかけに、一橋大学社会学部に進学
  • 在学中は中東などに一人で訪れ、国際社会学の梶田孝道教授のゼミに1期生として参加
  • 一橋大学社会学部卒業(1995年)
  • 同大学大学院社会学研究科修士課程修了、同博士課程1年で中退
  • 北海道大学医学部卒業
  • 世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の新興・再興感染症チームでアウトブレイクサーベイランスやパンデミック対策に従事
  • 医療社会学者、外資系製薬会社の疫学調査担当ディレクター
  • 2009年ペンネームでフリージャーナリスト活動
  • 医師として活躍
  • 医療問題を中心に幅広く執筆
  • 京都大学大学院医学研究科講師京都大学大学院医学研究科ゲノム医学センター非常勤講師
  • 2014年に流行したエボラ出血熱に関する記事は、読売新聞「回顧論壇2014」で政治学者・遠藤乾氏による論考三選に選ばれる
  • 2016年京都大学大学院医学研究科非常勤講師
  • 2017年、子宮頸がんワクチン問題に関する一連の著作活動により、科学雑誌「ネイチャー」などが共催するジョン・マドックス賞を日本人として初めて受賞

医学の道を歩んできた村中璃子さんは、医療ジャーナリストとして活躍しているスーパーウーマンなんですね。

村中さんの書いた本『10万個の子宮』について

裁判の中で8つの出版社から断られ、9番目の平凡社よりやっとの思いで村中璃子著作の『10万個の子宮――あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか』という本が2018年2月に出版されました。

村中璃子の裁判の経緯について

村中さんは長い間、裁判をしていたようです。

詳しくはウィキペディアに載っていますが、長いので要約してみました。

  • 20178月、子宮頸がんワクチンの薬害を主張する医師から村中さんに裁判が起こされましたが、2020年3月に裁判は終わったことを自身のブログで発表しています
  • 2014年 HPVワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン、子宮頸がんワクチン)が引き起こしたとされている「激しい副反応」について取材を開始
  • 2015年 『ワクチンによって患者が生まれた』のではなく『ワクチンによって、思春期の少女にもともと多い病気の存在が顕在化した』と主張
  • HPVワクチン薬害説がエビデンスを無視していると西岡理事長、横田会長、黒岩理事長を批判
  • 薬害騒動が日本から世界に波及することを懸念し、メディアや厚生労働省に対する批判を積極的に行
  • 20163月 池田教授らが厚生労働省の依頼を受けて発表した研究成果に不正があったとして、雑誌記事上で批判
  • 2016年8月17日 池田側は、雑誌記事が研究成果を捏造だと断定したのは名誉毀損であるとして、東京地方裁判所に村中およびWedgeを発行するウェッジ社、元編集長の大江紀洋に対して訴訟を起こ
  • 201611月 厚生労働省は「池田班へ研究費を補助しましたが、池田氏の不適切な発表により、国民に対して誤解を招く事態となったことについての池田氏の社会的責任は大きく、大変遺憾に思っております」という見解をサイト上に掲載
  • 2019年3月26日 東京地方裁判所は村中とウェッジ社側の名誉毀損を認め、計330万円の損害賠償を命じ、発行元のウェッジ社には記事の一部削除と謝罪広告の掲載を命令
  • 東京地裁は池田が研究結果を捏造した事実は認められず、村中とウェッジ社側の取材は不十分だったとした
  • 20194月8日 村中は判決を不服として控訴
  • ウェッジ社は判決を受け入れ、330万円全額を賠償する
  • 2019年4月19日 ウェブサイト上の記事を一部修正し、池田修一氏の名誉を著しく傷つけ、多大なるご迷惑をお掛けいたとし代表取締役江尻良「お詫び」を掲載
  • 紙媒体では『Wedge』2019年6月号に「池田修一氏に対するお詫び」を掲載
  • 2019年8月28日 第1回公判
  • 2019年10月30日 東京高等裁判所は判決で村中の名誉毀損を認め、損害額を一審と同額の計330万円と認定
  • 東京高裁は池田に研究成果の捏造の事実は認められないとし、村中の取材不足を指摘した。
  • 一方、ウェッジ社側が控訴せず、賠償金支払いや謝罪広告掲載などを済ませたことから、ともに連帯債務を負う村中の債務は消滅しているとして、一審判決の村中敗訴分を取り消した
  • 同日、判決後の記者会見で、村中は上告申立てを行う方針を明らかにした
  • 20203月日 上告が却下され裁判が終了

要約したつもりですがそれでも長くなってしまいました。複雑な内容なのかもしれません。

村中さんは、『子宮頸がんワクチンがによって患者が生まれたのではなくワクチンによって、思春期の少女にもともと多い病気の存在が顕在化した』という主張を最後まで崩さず戦ってきたことが伺えます。

当会としては科学の在り方およびその言論が司法裁判で歪曲されたままになったことは大変残念です。しかし、控訴審では村中璃子先生の部分が原審から削除されたことや慰謝料(賠償金)が発生しなかったことは大きな成果であり、弁護団はじめ、会員の皆様のご支援のお陰です。

note

この『守れる命を守る会』からのコメントからわかるように村中璃子さんを支えてきたことがわかりますね。

村中璃子のジョン・マドックス賞の受賞について

ジョン・マドックス賞(John Maddox Prize)は、公共の利益に関わる問題について健全な科学とエビデンスを広めるために、障害や敵意にさらされながらも貢献した個人に与えられる、2012年に始まった国際的な賞です。村中さんは6人目の受賞で日本人としては初めての受賞者で名誉ある賞と言えますね。

25か国、100人以上の候補者の中から選出され、2017年11月30日(GMT)に発表されました。ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを公的に議論するにあたって、エビデンスに基づいた議論を擁護した業績を認められたのです。HPVワクチンは、子宮頸がん、およびその他のがんの予防の必須の手段として、科学界・医学界において認められ、WHOによっても支持されています。日本においては、そうした利点に不信を抱かせるような誤情報を与える運動が行われ、このワクチンの接種率が70%から1%にまで低落してしまいました。このワクチンの安全性のエビデンスを一般に向けて明らかにしようとする村中さんの活動は、訴訟によって彼女の発言を封じ、専門家としての地位を貶めようという企てにさらされながらも続けられてきました。村中は日本の家族だけでなく、世界の公衆衛生に対しても、エビデンスに基づく科学的な説明に触れることが保証されるよう、要望しています。

ウィキペディア

まとめ

村中瑠子の経歴・本名・結婚などプロフィールや裁判の経過などについてお知らせしてきました。医師として、またジャーナリストとして信念のある行動により栄誉ある賞を受賞されたことは、これからの活動にも良い影響を与えてくれるでしょう。

医師ジャーナリストとして正しい情報を伝え続けることを念願して、今後の活躍を応援したいと思います。

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